高梧堂メルマガバックナンバー
掛け軸の取り扱い方!
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『修理修復のお見積もりの為の送料往復無料キャンペーン』12月末まで! ↓ ↓ ↓ https://www.kougodo.jp/hpgen/HPB/entries/23.html **************************************************************** 1922年創業の老舗表具店 表 具 師 高 梧 堂 2009.12.16 配信 **************************************************************** このメールは、『当店から案内を送って良いですか』という問いに対して 『はい』とお答えいただいた方に送っています。 こんにちは、表具師 高梧堂の店長 嶋岡です。 当店のメールマガジンを読んで頂き有難うございます。 今回も皆さんにちょっとお得な情報を お教えしますね (*^^)v ■ INDEX 1. 掛け軸の取り扱い方 2. セール情報 3. お勧め品 あと2週間もすれば、新しい年を迎えますよ。 新しい年には、新年をお祝いする掛け軸を掛けて欲しいですね !(^^)! お客さんの家に行くと、よく『この掛け軸は、もう何十年も掛けっぱなしです!』 なんておうちが 沢山あります。 でも、掛け軸には『掛けっぱなし』は良くないのです・・・ 反りが出たり、掛け軸自体の柔軟さが消え 折れやすくなってしまいます。 また、掛け軸は 巻いてしまうとかさが小さくなるので、ついつい押入れや 戸袋に『直しっぱなし』って事が多いようですね (^_^;) 掛け軸を直しっぱなしにしていると、しみが出やすくなったり、巻いた状態で 硬化してしまいます。 こうなると、掛けても綺麗に掛かりません (>_<) ★ ですから、お持ちの掛け軸は、一年に一回は出して そして片付けてあげてあげて欲しいのです! ★ 正倉院の宝物を、年に一回虫干しにするのも、これと同じ原理です!! 宝物も直しっぱなしでは、何百年と持たなかったと思います! 虫干しの為だけに、持っている掛け軸を全部広げると言うのは、 なかなか難しいですよね。 掛け軸に、『四季掛け』と言うのがあるのをご存知ですか? それぞれの季節の掛け軸を、季節ごとに取り替えて掛けることですが、 それによって、虫干しをするのと同じことが出来るのです (^^♪ でも、掛け替えって面倒だと言う方が多いのも事実です。 そして、掛け軸の扱い方が分からず、そのままにしておられる方も多いはず。 そこで今回は、掛け軸の取り扱い方について 書いてみたいと思います。 ※ その前に、ちょっとお知らせ! 来年は『寅』年ですね。 縁起の良い干支の色紙をご用意しました \(^o^)/ ↓ ↓ ↓ ↓ https://www.kougodo.jp/SHOP/eto_set_1.html ********************************************************************* ● 掛け軸の取り扱い方 ● 1. 掛け方 桐箱から取り出した掛け軸の紐をはずして、いきなり 矢筈 (掛け軸を吊るすための棒:https://www.kougodo.jp/SHOP/t3g-181.html 参照) で吊りカンに掛けるのは 『×』です。 まず、取り出した掛け軸の紐を丁寧にほどき、畳の上に下ろしてそのまま 20cm〜30cmほど広げます。 その掛け軸に風帯(両端から1/3位の所に付いている垂れの様な物)が 有るか無いかを確認します。 有れば、今折ってあるのと逆の方向に折って下さい。そうする事で 真っ直ぐに垂れます。無ければ、矢筈を掛け緒(上の棒に固定してある紐) に引っ掛け、反対の手のひらで受けた状態で持ち上げます。 そして、矢筈を上に上げると、手のひらの中の掛け軸は自然と回って広がります。 カンに引っ掛け、矢筈を下ろし、両方の手で軸先を軽く持って スーッと下に下ろします。 これで完成。 後は好みによって、 風鎮(https://www.kougodo.jp/SHOP/h72-101.html 参照)を付けてください。 2. 片付け方 掛け方の反対と思ってください。 まず、両手で軸先を持ち、自分の顔の高さぐらいまで巻いてください。 その時、矢筈をすぐ手の届く所に置いておく事がポイントです。 巻いたら、矢筈を手に持ち、反対の手は外した時のように、手のひらで 掛け軸を受けます。 ★ 矢筈を掛け緒に引っ掛けて、その状態で畳の上に下ろします。 掛け軸を持ってる手は、強く握らない事に気を付けて下さい。 ★ 下ろしたら、風袋の有る物は、折り目通り内側に向けて折ってください。 垂れたまま巻いてしまうと、今度掛けた時 樋のように巻いてしまいます。 そして、巻ききります。この時きつ過ぎず・ゆる過ぎずがポイントです。 紐を巻く前に、一枚細く(5cm 程)切った紙を紐を巻く辺りに巻いておき (たぶん最初入っていたと思います)その上に紐を巻くようにします。 これは、紐の痕が付かない様にです (*^^)v 巻いたら、薄い紙に包んで桐箱に納めます。 桐箱にも向きが有ります。中を見てもらうと、両端に枕が有ります。 どちらかが太くなってますね! 太いほうに、表木(上の木の部分) を合わせます。 桐箱に入れたら、押入れに入れる前に、 防虫香(https://www.kougodo.jp/SHOP/musiyoke-1.html 参照)を 取り替えましょう (^_^) ナフタリンは止めてくださいね! 化学反応を起こす可能性がありますので (*^^)v ********************************************************************* 最後までお読みいただき有難うございました m(__)m ★ 当店のセール情報をお知らせします (^_-)-☆ ★ 『修理修復のお見積もりの為の送料往復無料キャンペーン』 今月の31日までです。お早めに! 掛け軸のみですが・・・ ↓ ↓ ↓ https://www.kougodo.jp/hpgen/HPB/entries/23.html ★ 今月も、プレゼントをご用意しております ★ ↓ ↓ ↓ https://www.kougodo.jp/hpgen/HPB/entries/29.html ドンドンご応募くださいね!! ★ 当店のおすすめ商品をご紹介 ★ 新年に最適の掛け軸をご紹介します。!! A. 慶祝掛け軸 『高砂』 ↓ ↓ https://www.kougodo.jp/SHOP/c2-013.html B. 慶祝掛け軸 『七福神』 ↓ ↓ https://www.kougodo.jp/SHOP/D1-009.html C. 十二支暦色紙掛 ↓ ↓ https://www.kougodo.jp/SHOP/eto_set_1.html 次回のお役立ち情報は、『掛け軸の選び方』を予定しています。 これからも、表具師 高梧堂 を よろしくお願いします m(__)m ●メルマガの購読解除は下記アドレスより● https://www.kougodo.jp/SHOP/mailmag.html **************************************** 1922年創業 表具師 高梧堂 〒633-0001 奈良県桜井市三輪1188-2 TEL:0744-42-6376 URL:https://www.kougodo.jp E-Mail:order_ts@kougodo.jp **************************************** |