表具師店長の日記
傷みの酷い屏風の修理をしました (後編)
11月13日に投稿しました 屏風の修理修復が完成いたしました (^^♪
施主様にお持ちしますと、とても喜んで頂けました ヽ(^o^)丿
※ 左上の写真をクリックすると大きくなります。
前編を投稿してから 1か月が経ってしまいましたが、その間 屏風の「へり」について何度も相談させて
頂いておりました…(^^ゞ
屏風の場合掛け軸とは違い色んな裂地を「へり」に利用できます。
その為店長はいつもお客様に 「思い出に残る着物があればそれを使いますよ!」 とお話しします (^^)/
そうする事で、世界で一つだけの・思い入れのある商品に生まれ変わる訳です !(^^)!
今回もお話をし、色々な着物の裂地をお持ち頂いたのですが、中々 「これだ!」 と言う裂地が
見つからず、結局 当店が持っている 「へり」用 の裂地を使う事となりましたが、施主様からはとても良い
と喜んで頂けました。
ふちを打って、裏オゼ(蝶番の部分の化粧張り)を張り、隅金物を付ければ、屏風の完成です ヽ(^o^)丿
その後 気になっていた本紙の修理部分の色違いを修正しました・・・
絵の専門家ではないので全く同じ様にはなりませんが、修復の場合全く同じ様にして分からなくするのは
ダメで、「ここを修理しましたよ」 と分かるのも必要な事なのです (^^)/
落ち着いてはおりますが、スッキリとした屏風に仕上がり、施主様も喜んで頂けました \(^o^)/
2024/12/20 書く
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