王朝人に愛された艶やかな四季吉祥花が一堂に咲き競う
春夏秋冬、美しい日本の四季を代表する吉祥の名花ばかりを一堂に描き上げ
た艶やかな作品です。さらに古来より言い伝えられる「夫婦白雀」や「朱竹」
「岩」などの縁起の良い題材を絶妙なバランスで描き入れ、一年を通じて艶
やかな花たちが咲き競い、吉祥の趣により一層の華やかさを醸し出していま
す。
画中に8つの開運の題材が有ります。
?【朱竹】菊松驚異的な生命力ですくすくと成長する竹。特に朱色の朱竹は三徳が宿るという伝説上の題材で、金運・商売繁盛に通じる。
?【千両万両】ともに南天に似た赤い実を結ぶ吉木。その名の通り、金運を上昇させると伝えられ、古くから金運財運上昇祈願の題材としてもてはやされる。
?【夫婦白雀】繁殖期に農作物につく害虫を啄んでくれることから、難を啄む吉鳥といわれ、特に白い雀は、三十三の姿に身を変え、悩める人々を救ってくださる「聖観世音菩薩」の化身として、古くから崇められてきた霊鳥である。
?【梅】「生め・産め」に通じる、子孫繁栄の象徴。松竹とともに「歳寒の三友」と称えられる最高の吉木。
?【牡丹】楊貴妃が要人のもてなしに珍重したことから「富貴花」と称えられる大輪の艶やかな吉花。
?【菊】「喜久」に通じ、厄除の霊徳を持つとされ、仏花にも用いられる高貴な花。
?【松】千年の寿を保つとして長寿の象徴とされる吉木。梅・竹とともに最高の吉木とされる。
?【岩】岩石は地球創生時から存在することから、古代より神秘の霊力が宿ると崇められる。
作者:片山 観雪
略歴:美大にて日本画を専攻し、以後に画道一筋に進む。季節感豊かな流麗な作品を数多く発表し、多くのファンを魅了する。暁山会所属
大きさ:幅45×高さ175cm(尺3)
本紙:新絹本
様式:洛彩緞子本表装
軸先:陶器
化粧箱収納
注文制作のため納期10日前後かかります。