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まず、掛け軸の修理・修復についてご説明させて頂きます。
掛け軸の修理には、【1】本紙の修理再生 【2】掛け軸に仕立てる と言う、2つの工程が有ります。
例えば 下左の写真の様な掛け軸をお預かりしたとします。
【1】 まず この掛け軸の本紙を 取り外して修理をします。
本紙の修理には水を使いますので、絵の具・墨が流れない様に
定着させる作業をします。
その後、本紙を水に浸して糊を緩め、裏打紙を剥します。
その後 ご希望によってシミを取る為の漂白をします。
薬品を使っての作業ですが、完全に取れるとは限りませんし、
別途費用がかかってきます。
破れ等がある場合は、この時点で修復します。
そして裏を打ち、折れている所に裏から細く切った紙を張りつけます。
これを折り伏せと言いますが、仕上げた後 折れが出にくくなります。
この後 再度裏打ちをし 仮張りに張り付けて完成です。
ここまでの作業を、「本紙の修理再生」と言っております。
【2】 修理が完了した本紙を 掛け軸に仕立てます。
「掛け軸の新調」 と同じですので、そちらを参照してください。
【1】 |
【2】 |
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中の本紙を取り出す | 本紙の修理再生 | 掛け軸に仕立てる |
掛け軸の修理修復のお代金は、【1】の費用+【2】の費用 となってまいります。
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【1】
【中程度の修理】
お問い合わせの際は、本紙のサイズと高画質の掛け軸のお写真数枚をご用意ください。
お写真は、全体のお写真・傷みのある部分のお写真 をデータにてお願いします。
お見積りする際にお写真を拡大しますので 高画質のお写真が必要となります。
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【2】 は 、「 尺五 飛金襴茶裂地 仏表装 」 のページを参照してください。
使用する裂地は、お写真の裂地と同じになります。
この仕立てでは 桐箱をサービスでお付けいたします。
【 桐箱 (サービス) 】 |
尚、表装にはお時間がかかります。
お預かりした順番に作業をしておりますので、4か月以上掛かる場合もある とお考え下さい。
ご不明な点はお問い合わせください。
「 尺五 飛金襴茶裂地 仏表装 」 の表装代金 71280円
【1】+【2】=92880円 が、修理のお見積りとなります。