表装Q&A
Q:子どもが書展に出品したら特選を取りました。残しておいてあげたいのですが、良い方法は無いでしょうか?A:本来ならきちっと表装をしてあげたら良いと思いますが、これからまだまだ伸びるお子さんの書であれば、とりあえず形にと言うことで機械表装と言うのがあります。見た目は本格的ですが安く上げることが出来ますよ!大きくなられたら本格的な表装をしてあげたら如何でしょうか?
Q:掛け軸の扱いについて教えてください。
A:掛け軸は風・湿気・折れを嫌います。掛け軸をかけたときは、直接扇風機・クーラーの風が当たらないよう心がけてください。また、雨の日に掛け軸を片付けるのはやめてくださいね。湿気が入った状態では、しみの原因にもなります。軸を掛ける時・外す時は、必ず中ほどまで巻いてから矢筈を使って掛けたり外したりしてください。長いまま扱うと折れる危険があります。一旦折れるとそこから折れが広がります。
Q:掛け軸の保存方法は
A:晴れた日の夕方か夜にしまってもらうのが良いと思います。緩すぎず・きつすぎず巻いて下さいね。紐を巻く前に紐下( 紐の形が付かないようにする紙)をはさみ、紐を巻いてください。掛け軸は湿気を嫌いますので、和紙で包み桐箱に収めてください。
Q:新築したのですが、床の間に飾る掛け軸がありません。どんなものを選んだら良いでしょうか?
A:掛け軸は掛けっぱなし直しっぱなしを嫌いますので、少なくとも年2回、出来ましたら年4回は掛け代えて欲しいです。これを四季掛けと言います。正月にはおめでたい『松竹梅・鶴亀・日の出・高砂』のようなお軸。宗派によりますが、仏教徒の方は『名号・仏画』を盆・彼岸に掛けて下さい。その間に『山水画』をお掛けください。最初はこの3種類を持っておられると順繰りに掛けて頂けると思います。当店にも色々種類がございますのでお選びください。また、良く分からない時はメール・お電話でお尋ねください。